
地盤が、地震時に働くせん断力に対して抵抗する能力を失い、液体と同じような状態になることを液状化現象といいます。
液状化現象は、地盤が振動することで土中の間障水圧が上昇し、その結果、土の粒子間に作用する応力(有効応力と呼びます。)が0(ゼロ)となることに起因します。
このような現象は一般に砂地盤(特に表層に緩い砂質土が分布し、地下水位の浅い所)において発生し、地盤が液体と同じような状態になるため、その上にある重い構造物は沈み、地中にある浄化槽やパイブなどの軽いものは浮き上がる被害が生じます。
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東京湾の埋立地の多くは、砂分の多い土を土運船で海上に運んで、海の上から海底へと投下することでつくられています。
陸上での埋め立てのように、ブルトーザなどの重機による締め固めが十分にできませんので、海上の埋立地は緩く、液状化が生じやすい地盤となっています。
このような液状化の生じやすい理め立て地盤に対して、“液状化を生じさせないためのしくみ”に応じた対策が、現在色々と取られています。
この“しくみ”には大きく3つのものがあり、それぞれ次のような対策工法が採用されています。
| 液状化させないためのしくみ | 主な対策工法 |
| 地盤の中に透水ゾーン(ドレーン)を作って、地震によって生じた地盤の中の水圧を速やかに低下させる。 | 砕石ドレーン工法、ヘチマドレーン工法 (ドレーンに使う材料によって、対策工は異なる。) |
| 地盤の中に砂杭を押し込んだり、地盤上におもりを落としたりすることで、緩い地盤を締め固める。 | サンドコンパクションパイル工法、重錘落下工法 |
| 地盤の中にセメントなどの固化材を混ぜ込んて、緩い地盤を固める。 | 深層混合処理工法 |